さて、
もともと“Camera”という言葉は、
ラテン語で「部屋」を意味していました。
写真史においても、
“Camera Lucida”「明るい部屋」
“Camera Obscura”「暗い部屋」
といったワードが出てきます。
そこでイトウ寫真舘は現在建築中の別館に、
“Camera Aurōra”という名前をつけました。
“Aurōra”とは、
ラテン語で「夜明け」を意味しています。
建物の色が「夜明けの色」をしているのに
気づいていただけましたでしょうか?
この「夜明けの部屋」内にある
ギャラリーやダークルームを通じて、
「成熟しきっていない私たちの写真文化が、
この先どのようにその夜明けを迎えるべきなのか」
ということをご体感していただきたく、
“Camera Aurōra”「夜明けの部屋」
といった写真史にも通じる象徴的な名前を
付けさせていただきました。
「07時45分」
まだ太陽が地平線下に、
半分、その姿を隠している時刻。
是非“Camera Aurōra”「夜明けの部屋」で、
太陽が登り切る=写真時代の完全なる夜明けを、
ご体感いただければと存じます。
内装は、写真家当本人がすべて行います。
デザインはもちろんのこと、
壁や天井も自らの手で制作にあたります。
ホームページやSNS等を通して、
是非その様子もみなさまに
ご覧いただければと考えております。
ぜひ、ご期待ください。