(1).イトウ寫真舘では、“モノの写真”を手に入れられる機会と場の創出にこそ、写真館の社会的存在意義があると措定し、写真データは無料でお渡しすることにしております。

(2).他のフォトスタジオとは違い、当日に写真データをお渡しできないのは、撮影後に撮影時間と同様の時間・またはそれ以上の時をかけて、お客様にお選びいただいた大切なカットを１枚１枚丁寧に編集＆修整をしているためでございます。

(3).世間では残念ながら未だに、未編集または簡単な自動編集のみを施した写真データを、何十カットとお客様に大量購入させるフォトスタジオが存在しています。

(4).東日本大震災で学ぶべきであった“写真文化のあるべき姿”は、業界、また世間を含めてもまだまだ浸透しておりません。

(5).そのような環境の中、熟慮の末、当館をお選びくださったお客様には、改めて感謝申し上げます。

(6).データの写真と違い、モノの写真はワインや家具のように時間と共に“熟成”をします。わたしたちと同じように歳を取ります。ヒトが決して作り出すことのできない、この時間を纏った「経年美」こそ、写真の醍醐味であり自性です。


(7).是非、皆様の周りにいらっしゃるご家族・ご友さまに、写真を“モノ”の形で残す この“意義”と“美しさ”をお伝えいただけますと幸いです。